コラムオシャレに性能アップ!タイヤのカスタムについて解説

オシャレに性能アップ!タイヤのカスタムについて解説

自動車に欠かせないものといえばタイヤです。自動車の足となる部分で、路面にふれる唯一のパーツです。そんなタイヤのカスタムですが、華やかな見た目にドレスアップするものや、乗り心地にダイレクトに影響するものまでさまざまです。そこで今回はタイヤのカスタムについてご紹介します。

タイヤとは

タイヤというのは数え切れないほどある車のパーツの中で唯一路面に接するパーツです。基本的にはタイヤの幅はハガキ一枚分となり、4輪なのでハガキ4枚分ほどの幅で車体と乗車している人の体重や荷物などのすべてを支えているのですから驚きです。

タイヤの役割としては、総重量を支えることの他に、エンジンのパワーやブレーキの制動力など力を伝えるということや、路面の凹凸によって生じる衝撃を受け止めるというもの、真っ直ぐ進む状態を維持したり左右などに方向転換したりするということも挙げられるでしょう。

そんなタイヤはサイズが決まっているのですが、サイズといっても大きさだけではありません。6つの種類があることはあまり知られていないのではないでしょうか。全てが重要な数値となりますので、この機会に覚えておくといいでしょう。

横幅

さきほどハガキ一枚分と表現したタイヤの幅のことを指しています。正面から見たときにタイヤがボディよりもはみ出していないようにしなければなりません。もしもはみ出してしまっている場合には違法となり、車検に通らなくなってしまいます。

扁平率

横からタイヤを見たときのゴムの厚みを示すものです。タイヤの横幅÷ゴム部分の高さ×100という計算式で算出することができます。扁平率が低いと見た目はスタイリッシュになりますが、その分衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地は良くなくなってしまいます。

構造

ラジアル構造とバイアス構造というものがあり、カーカスと呼ばれるタイヤの骨格部分の配置方法の違いによって分かれるものです。バイアス構造は空気入りタイヤが生まれた当初の構造で比較的簡単に製造ができますが、現在ではその高い性能とコストの低さによってほとんどの乗用車でラジアル構造のタイヤが採用されています。

リム径

ホイールをはめるタイヤの中央部分のサイズです。タイヤの空洞部分の大きさというとわかりやすいのではないでしょうか。リム径はホイールのサイズと一致している必要があります。

ロードインデックス

タイヤ一本で支えることの出来る重さを表した数値となります。車の大きさに対してロードインデックスがあまりに低いタイヤを装着してしまうと事故の原因となってしまいます。

1-6.スピードレンジ

L~Yまでの9つの記号によって表される、そのタイヤが走行することの出来る最高速度をカテゴライズしたものです。

タイヤをカスタムするメリット

純正で取り付けられているタイヤはその車に最も適したものとなり、品質や性能に関して徹底的に検査やテストを重ねて作られているものですので、基本的にはカスタムする必要はないパーツです。ではそんなタイヤをカスタムすることのメリットとは一体何でしょうか。

第一に挙げられるのは「見た目のデザイン性が向上する」というものです。純正タイヤやホイールに関しては性能を最も重視していますので見た目は二の次です。しかし、社外品のホイールには非常に多くのデザインが存在しており、交換することによって車の印象は大きく変わるでしょう。そのため車のドレスアップをしたいという方は真っ先にカスタムするパーツでもあります。

また、見た目だけでなく性能に関しても向上させることが可能です。ホイールの性能はそのままタイヤの性能へと直結します。ホイールの真円率や合成が高いことによってハンドリングやブレーキ性能などが最大限引き出されることになるのです。ただし、ホイールだけでなく装着するタイヤの種類にも依存しますので組み合わせは重要といえます。

カスタムの種類

タイヤに対するカスタムの種類ですが、まずは「ホイール交換」が代表的です。純正ホイールのサイズさえ確認できれば、あとはお好みのデザインで同じサイズのものを購入するだけですぐにカスタムできるのです。またアルミホイールへと交換することによって軽量化ができますので、ハンドリングなどにも影響を与えることになります。

もう一つ代表的なカスタムが「インチアップ」です。車によって決まっているタイヤサイズの上限に収まる範疇で、タイヤの扁平率を低くしてその分ホイールサイズを大きくするというカスタムになります。インチアップは見た目の向上だけでなく、操作性能が安定し、必然的にタイヤ幅も大きくなることからグリップ性能もアップします。

このようにタイヤのカスタムは見た目と性能への影響がセットとなります。見た目を重視しすぎてしまうと乗り心地や操作性が純正のときよりも悪くなってしまいますし、反対に性能だけを追求した場合には見た目がアンバランスになってしまう恐れがあります。

タイヤをカスタムする際の注意点

タイヤをカスタムする上で注意しなければならないのが「車検」です。国土交通省が定める保安基準を満たしていることの証である「JWL」などのマークが刻印されているタイヤでなければならないなど、様々な部分でチェックされます。そのため基準をあらかじめ把握した上でカスタムをしないと、車検時に全て純正品へと装着し直さなければならなくなるケースも少なくないのです。車検に通らなければ当然公道を走ることができなくなってしまうため、車検に通るかどうかということを常に意識しておくといいでしょう。

まとめ

オシャレに性能アップ!タイヤのカスタムについて解説

タイヤは自動車には欠かせないパーツです。カスタムをすることで性能や見た目を向上させることもできますので、チャレンジしてみる価値は十分あるといえるでしょう。また、消耗品でもありますので性能やサイズだけでなく耐久性も意識するといいのではないでしょうか。

ただし、カスタム時に緩みなどがあると事故の原因にもなりかねませんので、ご自身でのカスタムは不安ということでしたら「GARAGE ILL」にご相談ください。熟練のスタッフがしっかりと対応いたします。