車に乗っていると、ボディのカラーをよりカッコよくしたいと考えるものです。そこで、マット塗装は存在感や高級感を演出するため、挑戦したいと考えたことがあるのではないでしょうか？
この記事では、マット塗装を考えている方に向けて、マット塗装のメリットやデメリット、塗装方法について紹介します。この記事を読み、是非ともマット塗装を積極的に検討してみてください。
マット塗装とは
マット塗装とは
マット塗装とは「艶消し塗装」のことを指しています。基本的にはブラックが多く、通常の艶のあるブラックよりも存在感と迫力のある印象を与えます。通常の塗装とは異なり塗装面に凹凸があるため、光を様々な方向に反射させます。それによって艶の無い見た目になります。凹凸が多いために触ってみるとざらざらとしています。
マット塗装のメリット
マット塗装のメリットは、何よりも見た目にあります。マット塗装によって存在感と迫力が生まれ、それによって道路では一際目立ったカッコよさを放ちます。また、マット塗装は高級外車に多く、高級感を感じられるようにもなります。一般的な車においてもマット塗装は追加で可能であるため、これらを愛車に求める方であれば塗装を検討する価値があるでしょう。
マット塗装のデメリット
マット塗装のデメリットは、特にメンテナンスでみられます。これは塗装面が凹凸であるため、汚れが付きやすく落ちにくいという特徴にあります。通常の艶のある塗装では気にならないような埃や塵が付着し、落ちにくくなってしまいます。マット塗装ではブラックが多いため、特に汚れが目立ちやすくなっています。そして、オイル汚れ等のシミになってしまった汚れは、落とすことがほぼ不可能です。そのため、日ごろからこまめな洗車を必要とします。ちなみに、マット塗装では洗車機での洗車は適応していないため、手洗いする必要があります。また、ワックスや市販コーティング剤も使用出来ません。
マット塗装のポイント
マット塗装は車全体に行わなくても、カッコいい印象を与えることが出来ます。例えば、フロントのフード部分のみをマット塗装する場合やルーフ部分のみをマット塗装する場合、バンパー部分のみをマット塗装する場合等があります。一部のみがマット塗装されていることで、他のマット塗装されている車とはひと味違う見た目を演出することが出来ます。
マット塗装をする方法
スプレーによって塗装する
マット塗装を簡単にする方法として、市販されているスプレータイプの塗料を使用することが挙げられます。手頃な価格で簡単に手に入るだけでなく、ブラック以外のピンクやグリーンといった変わった色を購入することも出来ます。商品によっては塗装しても剥がすことが可能であるものもあるため、安心して使用することが出来ます。ただし、全体をスプレーにて塗装することはかなりの労力が必要であり、仕上がりが悪くなることには留意しておきましょう。
ラッピング塗装する
ラッピングとは車をフィルムシートによって覆うことで塗装する方法です。マット塗装に限らず、デザインやカラーを変更するときにも使用する一般的な塗装方法です。フィルムシートというと弱いようなイメージを持ちますが、車を覆うようなものであるためにコインでこすった程度には耐えられる耐久性であり、長期間使用することが出来ます。また、ラッピングであるために剥がすことによって元の状態に戻すことが出来ます。
実際にマット塗装する際には、まず外せるパーツを外すところから始まります。このとき、外すパーツが多いほど手間がかかり、外注している場合には費用も大きくなります。そこから大きめにカットしたフィルムを貼り付けて微調整とカットを繰り返しながら、強い力をかけて圧着させていきます。ボンネット等の大きな部分では二人がかりの作業となります。
ラッピング塗装の手入れ
ラッピング塗装であっても洗車では手洗いが必要になります。また、シャンプーはフィルムが傷付かないような液体コンパウンドが含まれていないものを使用するようにしましょう。これによってフィルムが長持ちするようになります。それでもラッピングの寿命は短く、2～3年程度が目安となっています。あまり無理をして長期間使用していると見栄えが悪くなるばかりか、きれいに剥がせなくなるというデメリットも生じてきます。ちなみに、ラッピングを剥がすと元の塗装は保護されているためにラッピング前の姿を見ることが出来ます。
まとめ
この記事では、車をマット塗装するときに知っておきたいメリットやデメリット、塗装方法について紹介しました。マット塗装によってひと味違う見た目となり、愛車にさらなる愛着が生まれるでしょう。もし、車のカスタムを考えているならば、大阪府羽曳野市にある「GARAGE ILL」をチェックしてみてください。板金塗装や整備はもちろん、カスタム・ワンオフ作成も承っております。ネットショップにも商品が豊富に揃っていますので、ぜひ一度ご覧ください。
