ヴィンテージカー人気のメーカー4つと各代表車種を紹介

現在活躍している自動車メーカーのなかには、ヴィンテージカーが人気の車も多くあります。「ヴィンテージカーを手に入れて、GARAGE ILLでカスタムしながら走らせたい」と憧れる人もいらっしゃるでしょう。

この記事では、ヴィンテージカー事情を知りたい人のために、旧車が人気の自動車メーカーを4つ紹介します。それぞれの代表車種も挙げますので、これを読めばヴィンテージカーの魅力を感じられます。

日産

日産自動車はスカイライン、フェアレディZ、セドリックなど長年にわたり活躍した車種が多く、ヴィンテージカーとして支持を受ける旧モデルもあります。

スカイライン

1957年に初代が発売して以来、スカイラインは息の長い活躍を見せています。ヴィンテージカーとしては「ハコスカ」「ケンメリ」とそれぞれ愛称のついた2台に注目しましょう。

ハコスカという愛称の3代目は、1968年に登場しました。当時の1.5リッターエンジン搭載車には珍しいディスクブレーキや上質な乗り心地が話題でした。1972年に登場した4代目がケンメリであり、先代よりもスポーティなデザインが特徴です。ケンメリからは現在でいう4ドアクーペに通じる要素を感じられます。

ブルーバード

ブルーバードは日産が「ダットサン」というブランドを展開していた1959年に登場し、愛嬌のあるビジュアルとスポーティな走行性能で人気を博しました。

特に3代目は「プアマンズBMW」という愛称で海外でも有名になり、ラリーでも活躍しました。これらの功績から、今でもヴィンテージファンから支持を受けています。その次の「サメブル」は発売当時不人気ながら、現在では特異な見た目が再評価を受け、旧車市場で高値がつくこともあります。

トヨタ

国内で特に車種の数が多いトヨタは、旧車市場でも注目を受けています。

2000GT

2000GTはトヨタに限らず、国内全体を代表するヴィンテージカーとして現在も話題です。長いボンネットと幅を絞ったデザインが特徴で、現代でも異彩を放っています。

現行だった時代にはスピードトライアルや耐久レースなどモータースポーツで活躍し、伝説を築き上げました。時代にとらわれないカリスマ性でヴィンテージカー市場でも高い評価を受けています。

クラウン

クラウンは1955年の誕生以来、息の長い活躍を続けています。現在もトヨタの高級セダンとして有名ですが、ヴィンテージカーとしては70年代後半に活躍した5代目に注目しましょう。

当時のトヨタは4代目クラウンの不評を受け、5代目でピラードハードトップを生み出しました。このデザインは後のセダン市場に影響を与えています。5代目クラウン自体も、時代の変化にとらわれないゴージャスな雰囲気で旧車として支持を集めています。

メルセデス・ベンツ

現在もハイパフォーマンスかつ品格を感じる車を多く生産しているメルセデス・ベンツですが、このメーカーも旧車の宝庫として評価を受けています。

300SEクーペ

1959年から1971年まで「W111」のコードネームで活躍したモデルです。同じシリーズのロングセダンは吉田茂元首相の愛車としても有名です。

この車の特徴はタテ目であり、昭和時代を象徴しながらも豪勢なデザインが人気です。メルセデスらしく当時のクーペとしても力強い走りを発揮します。

280S

1973年から1980年まで「W116」のコードネームで活躍したセダンモデルです。このころからメルセデスは左右1つずつながら大きめのヘッドライトを採用するなど、ビジュアルが現代化していきます。

280Sはベースグレードでも2.8リッターのエンジンを積んでおり、力のこもった走りは今でも健在です。

フォード

フォードは、アメリカでは「ビッグ3」という三大自動車グループに属しています。2016年をもって日本市場を去ってしまいましたが、マスタングやサンダーバードなどの旧車は今も日本で根強い人気を誇っています。

マスタング

マスタングは1964年にデビューしました。60年代は典型的なアメリカンマッスルカーらしい出で立ちで、ほかの同タイプのアメ車と並んで人気です。1969年発売の2代目はファストバックという、当時としては珍しい特徴を押し出しました。リアの形状は後代のクーペに通じる魅力を感じられ、一目でスピードを連想させます。

サンダーバード

マスタングよりも前の1955年に登場したのがサンダーバードです。スポーツタイプのヴィンテージカーとしては、アメリカンマッスルカーとも違うオーラを感じられます。

特に1966年までの4代目は、名前の通り空を飛びそうなほどの爽快なデザインです。スピードを感じさせるビジュアルから旧車として評価する声も多数あります。

まとめ